雑談で相手をリラックスさせると
出てくる顔のサイン
初対面の人との会話はお互いに多少なりとも緊張をしています。
相手の人に対して「この人はどんな人だろう」などの、
警戒心があります。
警戒心があるときの人間の共通した表情は
「口が閉じている」
という特徴があります。
逆に警戒心がとけてくると人は
「口が開く」
表情のサインが出ます。
これは不思議ですが、
機会があったら意識して観察してみてください。
大抵の場合は人はこの共通した特徴を出します。
「これを知って何に役に立つの」と思うかもしれませんが、
これが意外と役に立つのです。
口を閉じている状態はまだ壁がある状態です。
すなわち良い「会話」ができる状態の空気になっていないということです。
この場の空気を和ましてくれるのが、
雑談です。
雑談こそ人と人を円滑につながせてくれる武器です。
雑談力の高い人は、
初対面の壁を良い雑談によって取りのぞきます。
そしてリラックスのサイン
相手の口がゆるみ開いてくるのです。
例えば、
私は仕事でお店に立つ場面があります。
お客さんが来て商品説明でお客さんに近寄ると、
だいたいのお客さんは最初は煙たがります。
お客さんからすると
「買うか決めてもいないのに、面倒くさいな」
と思っているはずです。
※余談ですがこの状態のお客さんは後ろで手を組んでいる場合が多いです。
商品を触らずに見ているだけの表れです。
この状態のときに商品の説明をしてもお客さんには刺さりません。
そこで私は商品の話と少しの雑談を交えます。
それからお客さんの反応を見て、
表情がゆるみ口が開いてくるようでしたら、
そのまま商品説明をします。
その結果お客さんが商品を触り始めます。
商品を触ってもらえれば買ってもらえる確率がグンと上がります。
逆に口を閉じたままでまったく反応が無いようでしたら、
距離を置きます。
このパターンのお客さんはまずは一人で見たい人で、
「買おうかなー」となったらお客さんから質問してきます。
これも雑談の効果です。
雑談をしたことにより多少の仲間意識が生まれるのです。
このように顔の表情で相手が今どんな状態だか、
ある程度は感じることができます。
その表情を読み取って、
「あっ、まだ壁があるから良い会話ができる状態じゃないな」
「だいぶ緊張もほぐれてきたから内容のある会話ができるな」
などと会話のタイミングを計ることができます。
雑談力・会話力は経験です。
初対面が相手の場合は苦手に感じるかもしれません。
しかし雑談力・会話力を磨けばこの先の人生は広がります。
積極的に人とコミュニケーションをとって、
雑談力・会話力を磨いていきましょう。
以上
この記事は
出典:人は話し方が9割
著者:永松茂久
出典:超一流の雑談力
著者:安田正
出典:気まずくならない雑談力 15秒の会話が一生を変える
著者:中谷彰宏
を参考にさせて頂きました
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