彼を知り己を知れば、百戦して殆うからず
孫子の兵法
【子供向けにわかりやすい解説】
孫子の兵法から学ぶ
※このブログでは、私の娘・息子向けに
孫子の兵法から
ものの考え方のヒントに
なればと書いています。
子どもと一緒に学ぶ機会の
お役立てが出来れば幸いです。
はじめに孫子の兵法は、現代の経営者や
いろいろなジャンルの人々を虜にしている
戦略書です。
孫子の兵法を読み解き、自分に置き換えて考え
人生の道しるべにしてゆきましょう。
今回は
” 彼を知り己を知れば、百戦して殆うからず ”
です。
小学校の娘にもわかるようにウルトラ簡単に解説していきます。
彼を知り己を知れば、百戦して殆うからずをざっくり解説
彼を知り己を知れば、百戦して殆うからず
敵を知り、自分を知れば負けることはない
自分とライバルの力を知ること(比べること)の重要性を説いた言葉です。
孫子が伝えたこと
” 彼 ”とは目の前の一つの敵だけでなく
まわりすべてのライバルを指しています。
すなわちこの世界(地域)においての
すべてのライバルの力とバランスを知り、
自分を力を知ることが必要になります。
そこで孫子は相手と自分を比べるのに
七つの要素を用いて考えておりました。
部下に対して戦の理由をしっかりと
理解させているのはどちらか2、将軍はどちらが有能か3、天候やその場所のようすは
どちらに有利か4、規律( 約束事 )はどちらの
ほうが徹底されているか5、軍隊はどちらのほうが
鍛え上げられているか6、兵はどちらのほうが
組織化されているか7、賞罰(褒美と罰則)は
どちらのほうが公平に
行われているか
この7つの条件を比較して
相手よりも優れている条件が
多いか少ないかで勝てるか
負けるかを判断していました。
自分の生活にあてはめて考える
まずはスポーツで強いチームを想像してみてください。
つまり常勝軍団と呼ばれるチームが、
こうしたチームは7つの要素を持っています。
1に常勝軍団の監督は
チームの全員に戦い方と
どうしてそうするかの
理由の落とし込みがされている
2にキャプテンが有能である。
ここでの有能とは、そのスポーツで
優れているだけでなくチームを引っぱったり
人柄など総合的に有能である
3は設備やまわりの環境ですね
4に常勝チームは行動がキビキビ
しており、挨拶や声出しが出来て
いるチームばかりですよね
5にたくさんの練習の結果、
個々の選手が鍛え上げられてますね
6の組織化はいうまでも無く
強いチームはチームとしての
雰囲気がありありですよね
その場所の空気が違います
7で強いチームは実力主義で
実力がある選手は試合に出て
実力がない場合は試合に出れません
不思議と強いチームにはこのような
共通点があると感じませんか。
まとめ
彼を知り己を知れば、百戦して殆うからず
”敵を知り、自分を知れば負けることはない”
ライバルの力を知り、自分の力を理解出来れば
必ず勝てるという意味ではないと
私は解釈しています。
当時の戦いは負けたら終わりを意味します。
なので負けないことが非常に重要になります。
相手を分析し、同時に自分を分析した結果
勝てそうにない場合は、
戦を回避すること考えることが最善策ですよね。
まずは回避してから” 機 ”(タイミング)
を見て優勢になったら攻める。
結果、負けることはない
という事ではないのでしょうか。
現代の世の中でも非常に役に立つ
考え方ですね。
以上
この記事は
出典:最高の戦略教科書 孫子 著者 守屋淳
出典:「孫子の兵法」に学ぶビジネス戦略 著者 矢野新一
を参考させて頂きました。
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