金融リテラシー
まずは、『 金融リテラシー 』という言葉はご存知でしょうか。
金融リテラシーとは お金の知識・判断力 をさします。
日本人はこの金融リテラシーが、他の国の人に比べて非常に低いと言われております。
みなさんも小学校、中学校等でお金の勉強は教えてもらった経験は無いのではないでしょうか。しかし、お金とは人生の中で切っても切り離せない存在ですよね。
その身近なお金の知識を高めて、すなわち金融リテラシーを高めてこの先の人生を少しでも豊かになれるように、お金の勉強をしてゆきましょう。
今回は政府が日本人の金融知識はどれくらいかという調査をした時の問題を出しますので、今 自分はどれ位のレベルなのかを知るのと、今回の問題を子供と一緒に問題を解いてもらい小学生でも分かるように解説付きで話していきますので興味をもってもらえれば幸いです。
※金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」引用
問1. 家計の行動に関する次の記述のうち、適切でないものはどれでしょうか。
① 家計簿などで、収支を管理する
② 本当に必要か、収入はあるかなどを考えたうえで、支出をするかどうかを判断する
③ 収入のうち、一定額を天引きにするなどの方法により、貯蓄を行う
④ 支払いを遅らせるため、クレジットカードの分割払いを多用する
⑤ わからない
問1の正解はこちら
問2. 一般に「人生の3大費用」といえば、何を指すでしょうか。
① 一生涯の生活費、子の教育費、医療費
② 子の教育費、住宅購入費、老後の生活費
③ 住宅購入費、医療費、親の介護費
④ わからない
問2の正解はこちら
問3. 金利が上がっていくときに、資金の運用(預金等)、借入れについて適切な対応はどれでしょうか。
① 運用は固定金利、借入れは固定金利にする
② 運用は固定金利、借入れは変動金利にする
③ 運用は変動金利、借入れは固定金利にする
④ 運用は変動金利、借入れは変動金利にする
⑤ わからない
問3の正解はこちら
問4. 10万円の借入れがあり、借入金利は複利で年率20%です。返済をしないと、この金利では、何年で残高は倍になるでしょうか。
① 2年未満
② 2年以上5年未満
③ 5年以上10年未満
④ 10年以上
⑤ わからない
問4の正解はこちら
問5. 金融商品の契約についてトラブルが発生した際に利用する相談窓口や制度として、適切でないものはどれでしょうか。
① 消費生活センター
② 金融ADR制度
③ 格付会社
④ 弁護士
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問1.④ 支払いを遅らせるため、クレジットカードの分割払いを多用する
クレジットカードの分割払いを利用すると手数料(金利)が発生するため、支払いを遅らせるために分割払いを多用することは適切ではない。
えッ!何で 何で 一括払いにすると支払いがズッシリくるから大変だよー!
今月は色々と買い物しちゃったけど、まだ どーーーーしても買いたいカッコイイ服があるんだよなー
今はあんまりお金がないから、分割でゆっくりと無理なく支払いの方が利口じゃないの?
分割払いって、支払いする時に 『分割 3回で』みたいなやつでしょ?
簡単じゃん!
クレジットカードの分割払いを利用すると手数料(金利)が発生するのじゃ、支払いを遅らせるために分割払いを多用することは適切ではない。
金利分を多く払う必要があるし、しっかりと今自分はお金をどれくらい持ってて、どの位買い物が出来るのかを把握しる事が大事じゃな!
全国平均正解率 55.2%
老後費用、住宅費用、教育費用は、「人生の3大費用」といわれます。
この3大費用に関しては、早いうちから計画を立てて考えとく必要がありますね。
因みに、医療費について日本では原則的にすべての国民が公的医療保険に加入しなければならない公的医療保険の国民皆保険制度があるのじゃ。世界的にみても最強の保険といっても過言でない制度なのじゃ。
風邪をひいたり、怪我をした時にお医者さんに見てもらう際にかかる費用の負担は3割で、その他にも重い病気や怪我で高額な医療費が必要になっても、高額医療費制度を利用すれば1月あたりの負担上限がだいたい10万円位までですむのじゃ。すなわち自己負担限度額が決まっているのじゃ。その他にも年間で高額な医療費がかかる場合も、外来年間合算制度というもので上限がきめらておる。
世界からみても日本の国民皆保険制度とは非常に優秀な公的医療保険なのじゃ!
全国平均正解率 47.4%
金利が上がっていくときには、運用収入が増加するため、運用を変動金利にすることが適当。一方、借入れについては、コストの増加を避けるため、固定金利にすることが適当。
ヒェーー!なんがか頭がこんがらがってきた。
何も難しい事はない。
金利が上がっているとい事は預けている金利が上がるのじゃから、お金も増えてゆく。逆に借金している場合、金利が増えれば借金も増えてしまう。
なので、預けている分はそれ以上に増えるように変動にして、借りている分は借金がこれ以上増え続けないように、固定にするのじゃ。
しかし、実際にこの先 金利が上がる下がるの予想は非常ーーに難しい。
住宅ローンなどで固定か変動を選ぶ機会があるが、それはちょっとした賭けみたいなものじゃ。
しかし、こうした仕組みを知る事は大事なのじゃぞ!
全国平均正解率 46.0%
「72の法則」は、お金が2倍になる年数がすぐにわかる便利な算式(「72÷金利≒お金が2倍になる年数」)。この算式に当てはめて計算すると、「2年以上5年未満」
んッッ!10万円の年利が20%でしょ。
って事は一年で利息が2万円で
2万×5年で10万だから、2倍になるのは
5年でしょ。
これには複利という力が働いているのじゃ。
1年目は2万円の利息で合計12万
2年目は12万に対しての20%の計算になるから
利息は4万4千円 合計14万4千円
3年は14万4千円の20%で
利息は7万2千8百円・・・・・・・・
この計算だと4年ですでに
20万7千360円
5年だと24万8千832円となるのじゃよ。
全国平均正解率 42.0%
格付会社は、金融商品または企業・政府などの信用状態について評価(等級:信用格付け)を付与する企業であり、金融トラブル時に相談する窓口ではない。
消費者センター、弁護士はなんとなく分かるけど、金融ADR制度って聞いた事ないなー。
金融ADR制度とは、金融機関との間で何かトラブルが発生した時に金融ADR機関にかかわってもらい、裁判以外の方法で解決を図る制度じゃ。
運用をするにも理解出来ない商品などには手を出さない事が基本じゃな。
全国平均正解率 72.2%
どうでしたか、何問正解出来ましたか。
家族みんなで、出来るようにわかりやすく解説を付けてみました♪
お金の知識・金融リテラシーを若いうちから上げて、より良い生活を送れるようにして行きましょう。
以上
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