『 良いリーダーの条件 』
孫子の兵法から学び生活に役立てる
孫子の兵法から学ぶ
シリーズ
※このブログでは、孫子の兵法から
ものの考え方のヒントに
なればと書いています。
お役立てが出来れば幸いです。
”孫子の兵法”は、
いろいろなジャンルの人々を虜にしている、
戦略書です。
孫子の兵法を学び、自分に置き換えて考え
人生の道しるべに役立てましょう。
今回は
” 良いリーダーの条件 ”
小学校の娘にもわかるように
ウルトラ簡単に解説していきます。
良いリーダーの条件
まずは良いチームには必ず良いリーダーがいます。
良いリーダーの条件考えてみましょう。
孫子の兵法からリーダーの条件を学ぶ
孫子の兵法では、
リーダーの必要な条件としてこう話しています。
” 将とは、智、信、仁、勇、厳なり ”
訳:将とは智謀、信義、仁慈、勇気、威厳が将軍の器量である。
・智謀ー知恵にあふれて、うまい計画をたてる
・信義ー約束を守り務めを果たす・部下から信頼される
・仁慈ーいつくしみ、人に対しての思いやり
・勇気ー実行力
・威厳ー堂々としている。部下から恐れられる
この5つの事が必要なスキルになります。
すべて大事ですが、
私は強いチームをつくるには、
” 仁 ・信 ”
が特に必要になると考えます。
なぜならば仁が無ければ、
部下はリーダーを信用しません。
部下からの信用
部下からの信用がないと、
どんなマイナスなことが起きるでしょうか。
チームにはそれぞれ規律(ルール)があります。
規律を守らない人間がいて、
そのことをリーダーが注意します。
この時信用させているリーダーと、
信用させていないリーダーの場合では大きな違いが出てきます。
※信用さえているリーダーの場合
・反省した後、規律を守るようになる
・規律を守ることが当たり前の空気になる
※信用されてしないリーダーの場合
・挙句の果て”ふてく”される
・周りの目を盗んで過ちを繰り返す
・最悪の場合”パワハラ”などと言いはじめる
同じ注意をするという行動に対して、
ここまでの差がでてきます。
信用されるリーダーになるには
信用させるリーダーに必要なもの
・温情
・愛情
・人にやさしく自分に厳しい
です。
『孫子の兵法』でこうした一文があります。
”卒を視ること嬰児のごとし、
故にこれと深谿に赴くべし。
卒を視ることは愛子のごとし、
故にこれと倶に死すべし”
訳:将軍にとって、兵士は赤ん坊と同じようなものである。
そうあってこそ、兵士は深い谷底までも行動をともにするのだ。
将軍にとって、兵士はわが子と同じようなものである
そうあってこそ、兵士は喜んで生死を共にしようとするのだ。
相手に対する思いやりのあるリーダーは信用されます。
信用されないリーダーの特徴
・自己中心
・自分に甘く、人には厳しい
・口は達者だが、行動をしない
です。
例えば部活のキャプテンが、
・”もっと限界まで走れー”と激をとばします、
しかしそのキャプテンはあきらかに限界まで走らない。
・”もっとカラダをはってディフェンスをしろ”と激をとばします、
しかしそのキャプテンはまったくカラダをはらずに隠れる。
どうでしょう?
絶対に信用のないキャプテンですよね。
同じスポーツをしていれば、
嫌なプレーや辛いことはみんなが知っています。
そのキャプテンは感じていないかもしれませんが、
まわりはわかっています。
「カミソリ」の異名を持つ、
元副総理の後藤田正晴の名言です。
”二人、三人の上役をごまかせない奴が一人前になれるか。
ただし、下はよく見ている。
ごまかせないと知れ。”
下の人間はわかっているのです。
まとめ
良いリーダーの条件のまとめ
良いリーダーとは信用させていることが条件でしたね。
信用されるには自分に厳しくなくてはなりません。
なぜなら下はごまかせないからです。
下はリーダーの背中を見ています。
責任を持って大変なことに挑戦している背中についていくのです。
良いリーダーのいる集団は、
団結しています。
団結は力です。
リーダーの号令でみんなが同じ方向を向きます。
なので十分に実力を発揮できるのです。
以上
この記事は
出典:最高の戦略教科書 孫子 著者 守屋淳
出典:「孫子の兵法」に学ぶビジネス戦略 著者 矢野新一
を参考させて頂きました。
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