戦いにおける二つの原則
孫子の兵法から学び生活に役立てる
孫子の兵法から学ぶ
シリーズ
※このブログでは、私の娘・息子向けに
孫子の兵法から
ものの考え方のヒントに
なればと書いています。
子どもと一緒に学ぶ機会の
お役立てが出来れば幸いです。
孫子の兵法は、現代の経営者や
いろいろなジャンルの人々を虜にしている
戦略書です。
孫子の兵法を学び、自分に置き換えて考え
人生の道しるべに役立てましょう。
今回は
” 戦いにおける二つの原則 ”
です
小学校の娘にもわかるように
ウルトラ簡単に解説していきます。
孫子の兵法では戦には二つの原則があると言っております。
”不敗”と”短期決戦”です。
不敗
不敗とは負けていないことです。
孫子の兵法ではこう記しています。
”勝つべからざるは己に在るも、勝つべきは敵にあり”
訳:”不敗の態勢を作れるかどうかは自軍の努力次第によるが、
勝機を見い出せるかどうかは敵の態勢如何にかかっている”
簡単の解説すると
負けない態勢にするのは、
自分の努力でそうすることは出来る。
勝つには相手の態勢による。
という事です。
当時は負けてしまったら終わりです。
負けは生死にかかわる事です。
なので負けないことは非常に重要な事でした。
今の時代は生死を分ける戦いはありませんが、
生活の中では多くの勝負事があります。
企業でしたら、ライバル企業と勝負をしています。
学生の部活のレギュラー争いもそうです。
それぞれに共通して言える重要な事が、
不敗の態勢づくりです。
要は自分磨きです。
勝負に向けて自分を高める努力をして、
いつくるかもしれない、
攻めるタイミングを待つのです。
勝つためには相手の態勢も重要なポイントです。
企業の場合ライバル企業が何か問題を起こし、
攻めるタイミングがくることもあるでしょう。
部活の場合レギュラーの選手が怪我をして、
かわりに試合に出るチャンスを得ることもあるでしょう。
そうしたチャンスはそうそうくるものではありません。
どのタイミングでもチャンスを掴めるよに、
自分を磨く努力が必要なのです。
短期決戦
孫子の兵法ではこう記しています。
”兵は拙速を聞くも、
いまだ功の久しきをみざるなり”
訳:短期決戦に出て成功した例は聞いても、
長期戦に持ち込んで成功した例は聞かない
戦うことになったら、
一気に行け。
長引いてしまうといいことがない。
という事です。
なぜならば長引けば兵は疲弊します。
敵は目の前だけではありません。
他も虎視眈々と狙っています。
上記の”不敗”のところでも説明しましたが、
自分達が疲弊するとは、
他の相手にとってはチャンスの時となってしまいます。
戦とは初めやすく、終わりにくいものです。
アメリカが行ったイラク戦争・ベトナム戦争もそうでした。
今の社会でも同じ事が言えます。
商売の世界でも、
同じ地域で同じ商品を扱うお店があった場合、
片方のお店がその商品を値引きしました。
そうするとそのお店に安いとの理由でお客さんは集まります。
それを見た他のお店はもっと安くします。
この”値引き合戦”を両方のお店が引くに引けず続けたとします。
すると結果両方のお店は利益が出なくなり、
働けど働けど儲けが出ない状態となりました。
このように仕掛けは簡単ですが、
引き際は難しいのです。
こうしたことから戦いの原則として、
”短期決戦”が重要なのです。
まとめ
今回の孫子の兵法から、
戦いの二つの原則のまとめ。
・負けないことが大事、
自分を磨く努力をして、
タイミングを待つ
・戦うならば短期決戦、
長い戦いは終わりづらい
でした。
是非みなさんも”孫子の兵法”から何かのヒントを学び、
自分の人生に役立てていきましょう。
以上
この記事は
出典:最高の戦略教科書 孫子 著者 守屋淳
出典:「孫子の兵法」に学ぶビジネス戦略 著者 矢野新一
を参考させて頂きました。
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