人を叱るときに一番重要なこと
コミュニケーションの大切さ
それぞれ立場によって人を叱らないとならない場面があります。
部下に対して、子どもに対してと様々です。
そこで叱った後で相手の反応には2パターンあります。
1つは真摯に叱られたことを受け止め改善する良いパターン
2つめはふてくされる・やる気がなくなってさらに悪くなるパターン
です。
一般的には1の人間は伸びるタイプ・成功するタイプと認識されて、
2は伸びないタイプ・失敗する人とされています。
しかしこれは全て叱られる側の人間性の問題なのでしょうか?
別の角度から考えてみましょう。
・仕事上の場合
入社してまだ1年未満の新人が「数字が悪い、もっともっと売ってこい」と叱られたとしましょう。
新人はこの叱られたことに真摯に受け止め「頑張ろう」となるでしょうか。
恐らくやる気を失うだけでしょう。
なぜならばまだ仕事自体を満足に教えてもらっていないのに、
叱られて納得するはずありません。
会社を辞めてしまう一番多い原因はこれなのです。
例えるならば野球を始めたての人が、
プロ野球選手のピッチャー相手にバッターボックスに立ち、
三振したら「なにやってるんだ!」と言われているのと同じです。
その新人は心の中で「ふざけんな!」となるでしょう。
ここで大切なのは”コミュニケーション” です。
しっかりとコミュニケーションが取れていれば、
上司も部下のレベルを知れるので言い方も変わっていたでしょう。
部下も上司と良いコミュニケーションが取れていれば、
叱られてもふれくされることも無いはずです。
要はお互いの信頼関係によって、
叱られた後の行動に違いが出るのです。
コミュニケーション不足で信頼関係の無い状態で叱られたら、
「おまえに言われたくないよ!」と心の中で思うでしょう。
それに対して信頼関係ができている上司に叱られたなら、
真摯に受け止め改善するでしょう。
これが叱っても慕われる上司です。
これは子どもを叱る時も同じです。
日頃からコミュニケーションを取っていれば、
子どもはこれをやると叱られると感じることができます。
コミュニケーション不足だと、
叱られた時に「?」となります。
意味不明で叱られたら良い気持ちにはなりません。
コミュニケーション能力とは非常に大切なスキルです。
信頼関係を築くにもお互いの話しを聞く必要があります。
またお互いの考えを知る必要があります。
相手はこう思っているだろうと考えていても、
それは自分だけの理想なのかもしれません。
その理想と違っているから ”叱る” をしていては、
人からは慕われません。
人を叱る前に少し考えてみましょう。
相手とコミュニケーションがしっかりと取れていたか。
コミュニケーション不足で信頼関係の無い状態で叱っても効果はありません。
むしろ逆効果です。
本当に相手を正しい方向に進ませたいならまずはお互いの信用づくりが先ですね!
以上
この記事は
出典:人は話し方が9割
著者:永松茂久
出典:超一流の雑談力
著者:安田正
出典:気まずくならない雑談力 15秒の会話が一生を変える
著者:中谷彰宏
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