コミュニケーション能力が低いと
人を叱るときに必ず失敗する理由
人それぞれ立場によって人を叱らないといけない場面があります。
コミュニケーション能力が低いと、
この”叱る” 行為で大失敗をしてしまいます。
叱るときにしてはいけないポイント
・威圧的になる
・相手の人格否定
・相手の行動を奪う
・全否定
になります。
感情的に叱る 威圧的に叱る
叱る場合は大抵の場合は目上が目下にします。
そのために威圧的になったり、
感情的に叱ってしまうことがあります。
特に自分の子どもに叱るときになりがちです。
高圧的かつ強制的に相手を動かした場合、
相手はどう反応するでしょう。
果たして相手は正しい道に進むでしょうか。
答えは「NO」です。
たとえ強制的に相手の行動を正しい方向に進めたとしても、
本人が納得 または理解していない場合には、
叱ったあなたの目の届かないところで、
隠れてまたやり始めます。
相手に恐怖を与えて 正しい方向に進んだとしても、
根本的な改善はできていないのです。
怖い相手がいなければまたやってしまうでしょう。
感情的・高圧的に叱ることは実は意味が無いのです。
相手を正しい方向に進ませるには、
しっかりと説明が必要です。
冷静にコミュニケーションを取った場合の方が効果があるのです。
相手の人格否定 行動を奪う 全否定
叱るときに重要なことは相手の自尊心を尊重することです。
だれしも叱られた経験があると思いますが、
叱られて逆にやる気がなくなったことがありませんか。
叱ることにより相手を良い方向に導くことが目的にもかかわらず、
相手のやる気を奪ってしまったら意味がありません。
むしろ逆効果でマイナスになってしまいます。
あなたがこう言われたらどうでしょう。
「なにやっても駄目だな」(人格否定)
「それってまったく意味がないことだ」(行動否定)
「いる意味がない」(全否定)
どうでしょう?
こう言われたら「なにクソ!もっと頑張らなくては」となりますか?
「そうだな、正しい方向に進もう」となりますか?
なりませんよね。
むしろやる気がなくなってしまいます。
こうしたネガティブな言葉は絶対に使ってはいけません。
正しい方法は 相手を尊重することです。
相手は正しいと思いながら間違った行動をしていた可能性があります。
それに対して全て否定することは良くありません。
相手の考えを踏まえた上で叱る必要があります。
「こうしてしまった気持ちは分かるけど、詰めが甘いぞ」
「確認はしていたのか?たぶん大丈夫だろうでは失敗するぞ」
のように相手主体で叱りましょう。
相手が納得すれば おのずと相手は正しい方向に自ら進みます。
まとめ
人を叱るという行為は 良い気持ちではありません。
しかし立場上で叱らなくてはならない時があります。
相手を正しい道に修正をしてあげることが目的なのに、
叱りかた次第で目的を達成することができません。
ましてやマイナスになってしまうこともあります。
基本は相手を尊重することです。
高圧的に叱ってはいけません。
人格を否定してはいけません。
相手の将来を考え、
敬意を込めた叱り方ができる人は、
叱った相手からも慕われるのです。
以上
この記事は
出典:人は話し方が9割
著者:永松茂久
出典:超一流の雑談力
著者:安田正
出典:気まずくならない雑談力 15秒の会話が一生を変える
著者:中谷彰宏
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